頑張る商店街
桑名市の中心市街地にある寺町通り商店街を訪ねてみました。
寺町通り商店街は、JR・近鉄桑名駅から東へ約800mのところにある歴史ある商店街。
中心市街地を南北に走る寺町通りに架けられた、
約200mのアーケードの下に48店舗が軒を並べています。
16世紀後半に建てられたといわれる真宗大谷派別院(通称・桑名御坊)をはじめ、
近隣には10ヶ所以上の寺院があるところから、門前町商店街として発展してきました。
第2次世界大戦の空襲で一時は焼け野原となりましたが、
戦後急速に近代化が進み、昭和32年(1958)にはアーケードが完成。
その後は、桑名市の中心商店街としての役割を果たしてきました。
時代が平成に入ると、他の都市の商店街同様、相次ぐ大型SCの出店や、
顧客の高齢化、消費ニーズの多様化などの波に呑まれ、集客減・空床増などの問題を抱えることに。
しかし、此処の商店主さん達は様々な振興策を打ち出し、この難局を乗り切ることに成功しました。
桑名の歴史的な町並みにマッチしたアーケードの整備などのハード面の整備、
チャレンジショップの展開や定期市の開催などのソフト面側の努力によって、
現在は地方の「元気のある商店街」「復興の好事例」として知られる程になっています。
多くの地方商店街が苦悩する中、この商店街が復活できたのは、
商店主さんの熱意、振興組合の高い組織力、行政等による支援体制の充実は勿論のこと、
半径2Km以内といわれる足元のお客さんの「わが商店街」に対する思いがあってこそだと思います。
最新のファッションや高級ブランドは揃っていません。
安さでも大手チェーン店には勝てないでしょう。
しかしながら、なじみのお店で話をしながら、ゆったり安心して買い物ができる。
そんな雰囲気に満ちた商店街でした。
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