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2008年11月 1日 (土)

だんじりパレード

ご無沙汰しております。

ここ数ヶ月はさぼり気味で更新頻度が悪く、
2~3度/月間というような状態が続いておりましたが、
遂に、10月度は0となってしまいました。

コレには立派な言い訳があります。

9月28日に突然、ブログにアクセス出来なくなってしまったのです。

どうしてそうなったのか、今も正直解からないのですが、
@niftyさん曰く、「ブログアカウント自体が削除された」そうです。

自分で削除した覚えは無いのですが、
「誤操作の可能性はないですか?」などと聞かれると、
PC音痴の私は途端に自信がなくなってしまいます。

原因はどうであれ「復活してもらわなければ困る」と、
何度も@niftyさんと電話とメールで遣り取りを繰り返し、
やっと10月23日に再びアクセスが可能になりました。

そのような訳で長らく更新が滞っていましたが、今回が復活第一弾です。

10月19日に行なわれた、地元のだんじり(地車)祭りに見に行ってきました。

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私の生まれ育った河内地方は、泉州・摂津地方と並んでだんじりが盛んなところ。

岸和田のだんじり祭りのように、全国的にメジャーなお祭りはありませんが、
わが町・東大阪市にも多くのだんじり保存会があり、市内各地でだんじりの曳行が行なわれています。

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【だんじり曳行①】

ちなみに、神戸市から岸和田市までの摂・河・泉地方一帯には、約800台のだんじりがあるそうですが、
台数の1位はやはり岸和田市で約80台、2位が大阪市の75台、3位が堺市の69台。

そして4位が東大阪市の55台、続いて5位が神戸市の43台となっています。

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【だんじり曳行②】

現在の自宅がある地区の秋のだんじり祭りは、元は別々に行なわれていた9つの神社のお祭りを、
15年程前に日程を合わせて合同だんじりパレードというに形式にしたもの。

小学校三校区にまたがる11自治会から、10台のだんじりと1台のふとん太鼓が出張ります。

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【だんじり曳行③】

わが息子は青年団の末席に名を連ね、祭りの参加者となっていますが、
私自身は、同じ東大阪市でも違う地区の出身なので、移り住んでまだ15年の新参者です。

おまけに単身赴任で普段は不在の身の上。
よって、この祭りに関しては観客でしかないため、以下はあくまで外野の感想です。

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【だんじり曳行④】

だんじりの曳行は各自治会の青年団が中心となって行われますが、その考え方は色々。

見た目だけで言えば、今どきの若者軍団が大盛り上がりする地区と、
きりりと短髪のお兄さん方が厳粛に取り仕切る地区に分けることができます。

前者を軟派系、後者を硬派系と概ね分類するならば、
軟派7地区、硬派3地区という割合でしょうか。

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【だんじり曳行⑤】

軟派系のだんじりは祭りを楽しむことが一番。

だんじりに乗った男の子たちが威勢良く掛け声を発すると、
正面に陣取る女の子達が跳ね踊りながら、黄色い声で呼応します。

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【だんじり曳行⑥】

一方、硬派系は緊張感がいっぱい。

狭い路では「だんじり囃子」を奏でながら勇壮に曳行し、
メインストリートでは高速で駆け、大屋根の大工方の指揮の下、
コーナーで直角に曲がる「やり回し」を披露します。

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【掛け声①】

だんじりの形式は大きく分けて2系統、
大阪市中心部~河内に多い上地車(重心が高い低速型)と、
岸和田~泉州に多い下地車(重心が低い高速型)に分類されますが、
その両方を一度に見ることが出来るもこのパレードの面白いところです。

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【掛け声②】

写真を見て、近隣の地区でこうも違うか!?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
個人的には、このおおらかさが良いなァと思っています。

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【雄叫び】

だんじりの起源については諸説あり、定かではありませんが、
京都の祇園祭の山・鉾にそのルーツがあるという説が有力です。

祇園祭自体の始まりは9世紀、貞観11年(869)といわれていますが、
山・鉾が登場するのは14世紀に入ってから。

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【晴れ姿】

当時は、堺の商人達の繁栄の絶頂期。

彼らは都の文化の数々を堺に持ち込みましたが、その中の一つに祭りの際の山・鉾があり、
それが後世に転じて、だんじりに発展したのではないかと考えられています。

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【交流】

他の地域でも、高山祭りで有名な岐阜の高山や滋賀の近江などには祇園祭から発展した山車があり、
福岡の「山笠」や青森の「ねぶた」なども祇園祭の流れにある山車だといわれています。

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【笑顔①】

祇園の山・鉾は、長い年月の中で、その土地にあった形や曳行方法に変化発展。

日本の各地で、山車・曳山・台楽・屋台・ふとん太鼓・矢倉太鼓などに形を変え、
摂・河・泉地方ではだんじりという形で定着しました。

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【笑顔②】

東京でも江戸時代までは、多くの山車が祭りの際には出されたそうですが、
震災と空襲で殆どが焼けてしまい、現在は御神輿のみが残っていると聞いています。

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【笑顔③】

だんじりと御神輿の違う点は、当たり前ですがだんじりは曳き、御神輿は担ぐという点。

御神輿は神様が一時的にお鎮まりになる神聖な場所であり、
氏子は担ぐだけでその上に乗ることは出来ません。

各地方で差異はあるかもしれませんが、基本的には神事の一環です。

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【寝顔】

一方、だんじり曳行は神社に関連した行事ではありますが、神事ではなく氏子衆の行事で、
氏子衆が楽しむことによって神様も喜んでくださるという考え方が基本となっています。

だんじりには神様がお鎮まりになられている訳ではないので、
大工方は大屋根に上がることが出来るのです。

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【笑顔④】

氏子衆が祭りを楽しむ為の装置、それがだんじりです。

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【夜間曳行①】

そういう意味では、当地区のだんじりパレードはお手本のようなもの。

各自治会・青年団が主体的に、地域の実情にあった形でだんじり曳行を行い、
老若男女、祭りに集った者全員が大いに楽しんでいました。

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【夜間曳行②】

9つの神社の神々にも、大いに喜んでいただけたのではないかと思います。

今回は地元ということで、沢山写真を撮りました。
宜しければ、別窓↓にありますのでご覧下さい。

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コメント

こんばんは、お久しぶりです
夜間曳行って綺麗ですね

投稿: のら | 2008年11月 1日 (土) 21時03分

のらさん
ご無沙汰しています。
闇に浮かぶだんじりも美しかったですよ

投稿: yufuki | 2008年11月 1日 (土) 21時44分

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