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2007年10月26日 (金)

上州の名山

今週の23日(火)に、日本百名山の1つとして数えられる赤城山に行ってきました。

関西出身で、山に関しての知識が乏しい私は、
恥ずかしながら赤城山という山があると思っていました。

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【赤城山公園の碑】

しかし、此方に来て初めて知ったことですが、
火口原湖を囲む形で聳える外輪山を総称して、赤城山と言うそうで、
黒檜山(1827m)、駒ケ岳(1685m)、地蔵岳(1674m)、長七郎岳(1579m)、
鍋割山(1332m)、鈴ヶ岳(1565m)の5つの峰から成っています。

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【駒ケ岳(だったかな?)】

また、赤城山一帯は、関東地方でいち早く紅葉が始まる地方として知られており、
この日もすでに紅葉はほぼ見頃を迎え、平日ながら多くのハイカーが訪れていました。

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【紅葉】

登山が苦手な私が目指したのは、噴火によって出来た爆裂火山湖である大沼(おの)と小沼(この)、
そして、大沼(おの)に連なる湿原、覚満淵(かくまんぶち)。

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【赤城山鋼索鉄道廃線跡】

かつてはケーブルカーで山上のカルデラ付近まで登れたようですが、
今は廃線となり、替わって立派な車道が湖畔まで通じています。

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【大鳥居:小暮交差点】

登山道路の手前には、大きな鳥居。

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【赤城神社本殿】

赤城山は、古来より自然崇拝・山岳信仰の対象となっており、
いわば山自体が御神体のようなものでした。
現在は大沼の湖畔に延喜式内社赤城神社(創建不明)が鎮座しています。

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【大沼】

大沼に到着したのは午前10時頃。
さすが標高1400mの高地、そのときの気温は4℃でした。

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【鋼線鉄道駅付近から覚満淵】

到着当初は、周囲の山々には雲がかかり、強風の中で小雨が舞うという最悪の天候。
しかし、日ごろの行いが功を奏したか、お昼近くなると空は一瞬にして晴れ渡り、
大沼の次に向かった覚満淵では、青空の下、雄大な風景を堪能することが出来ました。

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【覚満淵1】

私自身は大パノラマを堪能しましたが、写真のほうはご覧の通り。
見たままの感動を写真で伝えるのは、本当に難しいと痛感いたしております。

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【覚満淵2】

最後に回った小沼に付いた頃には、ハイカーの数も増え、混雑に近い状態に。
中でもとりわけ目立っていたのは、元気な遠足の子供たち。
裸足で小沼の中に入り、歓声を上げながらがら「我慢比べ」をしていました。

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【覚満淵の子供達】

お昼時も過ぎ、気温は上がってきていたとは思いますが、かなりの寒さ。
にもかかわらず、薄着ではしゃぎ回る子供たちを見ていると、
こちらまで、楽しい気持ちになりました。

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【枯れ木:覚満淵】

今回、赤城山行きの前に下調べをたところ、
山のプロや百名山制覇を目指すような人からの評価は、
「百名山の中の最下位」とか、「百名山の中に入っているから仕方なく登った」とか、
ほとんどが散々なものでした。

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【二人:覚満淵】

しかし、私のような山の素人からすると、
1800mを超える標高、豊富な自然と山頂からの展望、
広い裾野から独立して聳える堂々とした姿、
神宿る山を古くから信仰してきた里の人々との深い結びつき、
どれをとっても名山と呼ぶにふさわしいと思いました。

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【小沼付近】

単に、自分の登山技術をもってすれば簡単に登れてしまうことを理由に、
その山を悪く言うのは、山を愛する人の姿勢としては如何なものかと。

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【小沼付近より大沼】

山には、厳しさをもって人に対するものと、
暖かく人を包容してくれるものとの二種類があるそうですが、
赤城山は後者の代表例ではないでしょうか。

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【小沼】

多くの人たちが手軽に登山を楽しめる山。
子供たちの歓声が響きわたる山。
私にとっては、いい印象の山となりました。

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コメント

覚満淵、大沼、小沼いずれも素晴らしいですね。
山と湖、紅葉と関西近郊にはないスケールの大自然を楽しませていただきました。しかし4度とは驚きです。よく風邪を引かずにおられたものです!

投稿: uralaka | 2007年10月26日 (金) 15時46分

uralakaさん
午前中は驚くほど寒かった!!
念のためにというぐらいの気持ちで、
ダウンJKを持っていったのが幸いしました。

午後からは本当にいい天気で、
気持ちのよい時間がすごせました。


投稿: yufuki | 2007年10月26日 (金) 17時23分

このあたりにはまったく行ったことが無いのですが
主人の親戚が粕川村(ご存じ?)に数人います。
よく小さいころに遊びに行った時の話を聞いています。
標高が高いんでしょうね・・・もうほとんど紅葉全開ですね!

恥ずかしながら私もずっと「赤城山」という山があるのだと思っていました。
だってーーーー国定忠治だって「赤城の山も~」って言ってるし(恥)

投稿: きょんち | 2007年10月27日 (土) 16時24分

赤城山は、紅葉がピークなのですね。
仙台の周辺の山々は、あと1週間から10日ほど待たなければなりません。
今から何処を撮ろうかと考えているのですが、桜同様、何となく落ち着かない季節です。
水の冷たさに戸惑いながらも、楽しそうにしている元気な子供達の表情が印象的でした。

投稿: kazuo | 2007年10月28日 (日) 21時03分

きょんちさん
赤城の山も今宵限り・・・という台詞と、
尖がった山と飛び去る雁のシルエット。
私も赤城山といえば、国定忠治のお芝居を思い浮かべてしまいます。

勢多郡粕川村は、赤城山の麓ですね。
知らなかったので今調べてきました(笑)

投稿: yufuki | 2007年10月29日 (月) 01時57分

kazuoさん
地元の保育園か幼稚園の遠足だと思うのですが、
ここの子供達はみな薄着で元気!!
久しぶりに「子供は風の子」という言葉を思い浮かべました。

投稿: yufuki | 2007年10月29日 (月) 02時01分

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