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2007年8月 6日 (月)

皆、生き返る温泉

8月の1日から3日までの3日間は、仕事を連休。
大阪から嫁さんと下の娘2人を呼んで、久しぶりに家族小旅行に出かけました。

向った先は鳥取県米子市にある皆生温泉。
観光旅館・ホテル・公共の宿などが40軒、5000人の収容規模を誇る山陰では最大の温泉地です。   
泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、源泉数は19ヶ所、源泉温度は27~83℃と高温で、
毎分4456.5ℓと豊富な湧出量を誇ります。

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【弓ヶ浜と皆生温泉街】

旅行の目的のメインは娘達の海水浴、サブが嫁さんの温泉、オマケで私の米子周辺の旧跡撮影。
という訳で、あまり撮影の方はぱっとしませんでした。

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【皆生温泉の雲】

山陰随一といわれる皆生温泉の歴史はまだ浅く、
明治33年(1900)に地元の一師が海中に湧き出す熱湯を、偶然発見したのが始まりです。
しかし、当時の技術では、海底から湧き出すお湯を安定的に利用するのは難しく、
本格的な開発が始められたのは大正9年(1924)になってから。
皆生温泉開発の祖と呼ばれる有本松太郎氏が、
温泉源を安全な場所に確保・維持し、集中的に配湯できるシステムを作り上げました。

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【有本松太郎記念碑】

有本松太郎氏は、文久3年(1863)兵庫県生まれ。
家業の土木請負業をついで、米子で事業を営んでいました。
その後、大正7年(1918)に鳥取県会議員に当選。
それを期に土木請負業を知人に譲り、皆生温泉開発に専念するようになりました。
まず、温泉源一帯の土地を整備して本格的な都市計画を策定。
米子からの鉄道を敷設し米子電気軌道株式会社(現在は廃線)を設立するなど、交通網の整備も進めてゆきました。

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【皆生温泉開発の祖、有本松太郎氏】

当時の最先端を行く、松太郎氏の「皆生温泉都市計画設計図」が現在の温泉街の原型となっており、
皆生温泉は日本各地にある伝統的な温泉郷とは生い立ちを異にした、
近代的な都市計画から形成された温泉リゾートだと言えます。

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【皆生温泉歓楽街】

戦後は、団体客が多く訪れるようになり、それと共に風俗営業の店が増加。
一時は温泉リゾートというよりは、お色気路線の歓楽温泉となりました。

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【日本トライアスロン発祥の地】

しかし、1970年代後半からは積極的に歓楽温泉から健康的な温泉へのイメチェンが図られ、
昭和53年(1978)には弓ヶ浜に海水浴場を整備、昭和56年(1981)には日本で最初のトライアスロン競技会を開催、
その発祥の地として毎年大会を開催し、多くの選手や関係者を集めています。

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【弓ヶ浜海水浴場:台風前の静けさ】

この日は台風5号が接近中で、子供連れの数は少なかったようですが、
広々とした弓ヶ浜海水浴場で夏休みを楽しんでいました。
我が家の娘達が、親父と海岸で戯れてくれるのも後数年。
仕事に終われる日々の中、娘達との「今」を大いに楽しんだ3日間でした。

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コメント

いいですね~皆生温泉、本当に「皆、生きかえる」温泉ですね♪
日本海は波が静かできれい・・・
こういうところに10日くらい泊まって、毎日温泉に浸かりたいですね。
温泉成分も何度も入浴するほどに、吸収されやすくなるそうですよ。
とはいえ現役サラリーマンが10日休暇なんて、とっても無理。
でもご家族との団らんに、とても楽しい3日間のおやすみ、良かったですね。

投稿: きょんち | 2007年8月 6日 (月) 16時44分

きょんちさん
有難うございます。
もう少しまとめて休みが取れれば、最高なんですが、
贅沢を言えばキリがありませんね。
家族共々、健康で元気が一番。
そんな思いを新たにした3日間でした。

投稿: yufuki | 2007年8月 7日 (火) 00時21分

弓ヶ浜海浜スパリゾートには、どう考えても“風俗”は似つかわしくありませんね。
きれいな砂浜と海のようですし、しかも温泉付き、満喫されたことでしょうね。
写真撮影はおまけだったようですが、日ごろ留守宅を守っているご家族のため、とても良い3日間だったのではないでしょうか。

投稿: kazuo | 2007年8月 7日 (火) 20時35分

kazuoさん
温泉街としては、「男性中心の団体様」御用達の部分がまだ色濃い様な気がしますが、
一生懸命イメチェンしようとしている姿勢が感じられました。
子供達も満足したようで、楽しい3日間が過ごせました。

投稿: yufuki | 2007年8月11日 (土) 00時31分

数年前に家内と旅の途中で訪れたことがありますが、当時は写真にさほどの興味があったわけではなく、ただ一泊の宿を求めてのことです。
しかし、今日は「目からうろこ」の思いで見せてもらいました。
ありがとうございました。

投稿: タキ爺 | 2007年8月11日 (土) 03時22分

タキ爺さん
私の写真歴も多寡が知れていて、
2005年にペンタのistDS2を購入したのが始まり。
できる事なら、それ以前に旅行などで訪れた土地を、
もう一度カメラを持って回りたい気になります。

投稿: yufuki | 2007年8月11日 (土) 23時07分

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