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2006年11月22日 (水)

県北の名園

061123cocolog

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先日、11月20日の日記に書いた津山城から北へ500mほど足を伸ばせば、

「衆楽園」という美しい庭園があります。

この庭園は津山藩森氏2代目の藩主、長継公が明暦年間(1655~1658)に、

京都から作庭師を招いて、仙洞御所を模して造営した名庭園です。

中国山地の山々を借景とし、南北に長い池に四つの島を配した、近世池泉廻遊式の大名庭園で、

同じ様式の「後楽園」よりも古く、県の名勝にも指定されています。

池を海に見立て、灯籠や石組みを少なくした簡潔かつ自然な造作で、

島の配置や形、松の枝ぶりなど、京風の洗練された優美さが感じられます。

入り口の案内板によると、造営当時の面積は23,504坪。

現在の3倍ほどの広大な規模があり、藩主の清遊の場として利用されたほか、

津山藩は防備の上の見地から、他藩の使者を城内には入れず、

この「衆楽園」で応対したので「御対面所」とも呼ばれたそうです。

その後、森氏に変わって津山藩が松平氏に引き継がれ、

明治3年(1870)正月、時の藩主松平慶倫が「衆楽園」と命名し、公園として一般に公開しました。

明治4年(1871)の廃藩後には、多くの建造物が取り壊され、庭園の規模も大幅に縮小。

一時期、「偕楽園」・「津山公園」などと改称されましたが、

園池の主要部分は残されていた為、大正14年(1925)に再び「衆楽園」改称されました。

この日は平日でしたが、多くの来園者でにぎわっていましたが、地元の方の散歩コースでもあるようです。

この規模の庭園を維持・管理するには、それなりのコストがかかるとは思うのですが、入園料は無料。

なんとも有り難い庭園です。

駐車場(これも無料!)などの付帯設備もよく整備されおり、

静寂と清潔が良く保たれた、岡山県北エリアのお勧めスポットです。

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