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2006年9月 2日 (土)

戒めの高い空

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今朝、空を見上げた時にふと、「ああ、天が高くなったなぁ~馬も太るなぁ~」と思いました。

どうして、そう思ったのかは判りませんが、そこには夏の空もうなく、ただ抜けるような蒼く高い空がありました。

去年の秋は、そんな事など思いもしなかったし、空の色などに全く興味もありませんでした。

カメラを始めた今年は、四季の遷り変わりに反応する感覚が、少し身についたように思います。

秋の空が高いと言われる理由は、諸説あるようですが、

対流圏の中・上層を流れる空気の帯、偏西風と関係があるという説が一般的です。

つまり、偏西風の周辺では大気中の塵や煤煙が拡散されるため、空気が澄んできれいになるという説です。

この偏西風は、地球の周りをぐるっと一周、ベルトのように流れていますが、、

秋から冬に向かっては、風速が100メートルを超えることも珍しくないそうです。

また、季節によってベルトの位置が北に上がったり、南に下がったりと絶えず変化しており、

秋には、北から南下してきた偏西風のベルトが、ちょうど日本の上空付近にあります。

ということは、同じ緯度付近の中国大陸上空にも偏西風のベルトがあり、

この季節の空の青さは、日本も中国大陸も同じだということになります。

中国の故事、「天高く馬肥ゆる秋」の「天高く」は、こうした季節を表しています。

実を言うと、この故事がもつ本当の意味を今朝の時点では知りませんでした。

「秋には農産物が豊富になるので、馬が太る」→「それがどうしたの?」と思っていました。

本来の意味は、中国では秋になると、北西方の草原から騎馬の異民族(匈奴)が侵入し、

農作物を略奪して行くことが度々あったので、

「秋になって天が高くなったぞ」

「北西方の異民族の馬たちは餌を沢山食べて太って元気になっている頃だ」

「そろそろ侵入してくるかも知れないから、国境の防備を固めよう」という戒めの言葉だそうです。

のんびりと窓から空を見上げて、頭に浮かんだ言葉の本当の意味は、

そなに、のんびりとしたお話ではなかったようです。

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