実りの秋
本日は「実りの秋」を撮影しようと、岡山県の中北部の久米郡美咲町に行って来ました。
美咲町の標高400mの山間地には、大きな谷全体にぐるっと360度、
すり鉢状に850枚の棚田(42.2ha)が広がっています。
棚田の織りなす、独特の曲線をもった鎬模様が描き出す景観は見事で、
「日本の棚田百選」にも選ばれています。
また、棚田の保全にも熱心らしく、棚田保存地区設置条例や棚田保存地区連絡協議会を設置するなど、
官民あげて取り組んでいるそうです。
美咲町のお隣の久米郡久米南(くめなん)町にも、
北庄地区(棚田面積88ha)・上籾地区(棚田面積22ha)という棚田で有名な地区があり、
岡山の中北部は棚田の宝庫となっています。
目的の写真のほうは、今回が棚田撮影初挑戦でしたが、見事に玉砕。
棚田の曲線美や、豊穣な稲の実りの様子を写し撮ることが出来ず、
ただの「田圃写真」のオンンパレードで、棚田撮影の難しさを痛感しました。
おまけに、美咲町から久米南町の山道を車でグルグル走り回ったため、
自分が今どこにいるのかさえわからなくなる始末。
市街地のように、其処此処に地番表示があるわけではないので、
今回撮った写真一枚一枚が、何処の地区の棚田なのかも怪しくなってしまいました。
しかし、写真の方の収穫は余りありませんでしたが、今日、棚田の数々を見て良かったなぁと思いました。
この年になるまで、田圃を見てこんなに気持ちが良くなったことはありませんでした。
田植えから100日余りの苦労が報いられて、黄金色になった稲がたわわに頭を垂れ、
微風にサワサワと豊かな波を立たせている様子は、何ともいえず美しいものでした。
※そういうわけで、今日の写真は棚田ではありません。
また、何処の地区の写真かもわかりません。(情けない!)
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