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2006年8月 5日 (土)

海の男

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今日の写真は、先日乗り合わせたフェリーの船員さんです。

「海の男」というイメージがぴったりの凛々しい働きぶりに、思わずシャッターを切りました。

海運従事者の中でも、国内の港と港を結ぶ船舶内の職務に従事する船員さんは、内航船員と呼ばれていて、

外国航路の船舶での労働と比べると、出入港が頻繁にあることから、

技術的にも体力的にも優れた人材が求められます。

したがって、世界中で評価の高い日本の海上技術の継承の場は、

今や外航海運から内航海運へ移りつつあるそうです。

しかしながら船員さんの世界も高齢化が著しく、深刻な若手船員の不足という問題があるようで、

写真の船員さんのような20歳代~30歳代の方の構成比は30%にも満たない状況です。(全日本内航船員の会調べ)

多くの貨物船では、関連の法律ぎりぎりの少数定員で運航されおり、若年船員を教育する余裕もなく、

年金受給者を「もぐり」で乗船させる低コスト運航も、実際には行われているらしいです。

歴史的に海上技術は、海洋国の先人達の船員気質に支えられて発展してきたもので、

その気質が「労働契約の概念」とは異質のものであったがために、事態悪化に拍車をかけています。

しかし、こうした高齢者船員がいなければ、日本の物流がたいまち滞ってしまうが実態のようです。

早急に即戦力となる若年船員を育成する必要に迫られている船員さんの状況は、

大量定年退職時代を数年後に控えた、各企業が迎える問題の先取りの構図だと思いました。

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