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2006年7月 3日 (月)

おおらかな空間

060703cocolog

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本日はお休みで、吉備津彦神社と吉備津神社に行ってきました。

岡山市西部の中山という独立丘陵に吉備津彦神社が鎮座し、

その1kmほど西には別に吉備津神社が鎮座しています。

「彦」1文字の違いしかないので紛らわしいですが、

祭神は同じで、桃太郎のモデルとして有名な大吉備津彦命を祭っています。

写真は備前の国の一宮、吉備津彦神社の方の拝殿を撮ったものです。

国宝の本殿・拝殿がある吉備津神社は現在大改修の最中(完成は平成20年の予定)で、

全神社の中で唯一の様式にして日本建築の傑作、「吉備津造」(比翼入母屋造)の雄壮な社殿は、

頑丈な足場と防塵シートに覆われ、外から見ることは出来ませんでした。

前にも書きましたが、私は神社が好きで、街中に残る小さな産土神社から、

大社、一宮といった大きな神社まで、気が向けば足を運んでいます。

神社は自然崇拝や自然信仰から発祥しました。

よって、古来から神社の思想や考え方には、拠り所となる明確な教義や経典がありません。

たとえば、仏教には明文化された経典がありますが神社・神道にはありません。

お寺の入り口には扉があり、無用のものが無断で立ち入ることを許しませんが、

鳥居には扉がなく、いつでも誰でも自由に出入りが出来るようになっています。

また、神社間には仏教で言う総本山~末寺というような縦割り組織もなく、

個々が独立体として運営されています。

明治時代に神仏は分離されますが、神社仏閣というような言葉が現在も一般的に使われるように、

千年を超える神仏習合という時代を経て、仏教の影響を受けながらもその基本は現在も変わっていません。

明確な教義や経典がないので、習俗や伝統に頼って物事が進められ、

指示を仰ぐ上部組織もないので、神社各々の多種多彩な様式が生まれてゆきます。

そして、それが時代とともに発展的に変化しながら今日に至っています。

そんな、「おおらかさ」と「多様性」が神社の魅力だと思います。

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