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2006年6月 7日 (水)

似て非なるもの

060607cocolog

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今日の写真は、先日訪れた山田池公園で撮影した花菖蒲(はなしょうぶ)です。

花や草木に関する知識がまるっきり不足している私は、花菖蒲がまさか菖蒲(しょうぶ)と別物であるとは、

今日の今日まで知りませんでした。

花菖蒲は菖蒲と葉の形が似ていて、綺麗な花を咲かせるので「花」菖蒲と名づけられたそうです。

名前の元の菖蒲のほうは、サトイモ科の植物で、なんとも地味で目立たない花を咲かせます。

花菖蒲は菖蒲は、名前の文字と葉の形は似ていますが、花を見ると区別は簡単につきます。

では、あやめと杜若と花菖蒲の区別はどうでしょう?

私には、全く区別がつきません。

3つともあやめ科に属する植物で、姿かたちが非常に良く似ています。

見分け方を調べてみると、葉脈の形状をみると一番簡単だそうです。

杜若は中央の筋が無いのが特徴で、あやめは中央に筋があるが目立たない、

そして花菖蒲は太い筋が中央に隆起しているのが特徴です。

適地については、あやめは乾いた土に生えますが、杜若と花菖蒲は水辺の湿地に生えます。

開花時期はあやめと杜若が5月、花菖蒲が6月と多少のズレがありますが、

地域によって咲く時期が違うようなので、よけいに混同されるんだと思います。

以上が今日勉強したあやめ科植物の知識ですが、この年になるまで全く知らなかったし、知ろうともしませんでした。

縄文時代末期に日本列島に伝来した稲作は、非常な速さで各地に普及しましたが、

古代においては暦がなく、農耕の指標は季節の花でした。

稲作には水が必要で、雨を待つ農耕の民はあやめ科の植物の開花を見て、

梅雨の到来を感じたのだろうと思います。

はるか遠い昔から農耕民族である私たちの祖先は、

桜の花を見て、苗床を耕し、もみを蒔き、花菖蒲の花をみて、田植えの時期を知るといったような、

農耕と花とが密接に関連した、研ぎ澄まされた季節感を養ってきたんだなぁと思うと、

季節の花に関して不勉強であった自分が、少し恥ずかしくなりました。

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