腕白小僧
先日訪れた天王寺公園の噴水に、たくさんの子供たちが侵入していました。
噴水の中には、「きけん!ふんすいにはいってはいけません」とか
「みずはしょうどくしていません」等の注意書き看板が立てられていましたが、
子供たちはどこ吹く風、全く意に介さず遊んでいました。
中でも、この少年は全身ずぶ濡れでやりたい放題。
しまいには、少年の妹と思しき女の子に水をかけて泣かしてしまいました。
その事で母親らしき女性から叱られても、写真の様にまたぐら越しに返事をする始末。
ほんとに、元気のいい少年でした。
母親はカンカンで、噴水のそばでTシャツとズボンを着替えさせながら、
少年のおしりをバンバンたたいて叱っていました。
この時、噴水の周りにあるベンチにはたくさんの大人が座っていましたが、
皆一様に、優しい目でこの子を眺めていました。
そういう私も、この少年に対して好印象を持ちました。
もちろん、公共のスペースで禁止事項を破って遊びまわる事は褒められた事ではありません。
その事は、子のこの母親もちゃんと言い聞かせておりました。
しかしながら、子供は元気が一番。
「最近は、おとなしく家の中でお利口に遊ぶ子供が増えている」とよく耳にしますが、
昔ながらの悪ガキがいまでもちゃんといるんだなと安心したりしました。
かつて、丸大ハムのCMで『腕白でもいい、逞しく育ってほしい』というヒットコピーがありましたが、
まさに、そんな気持ちでありました。
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