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2006年5月27日 (土)

男はつらいよ

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写真は、言わずと知れた人気映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公、渥美清が演じる車寅次郎です。

大阪は天王寺、新世界にある廃館になった名画座の看板絵がそのまま放置されていました。

「男はつらいよ」シリーズは全部で48作品作られましたが、ほぼ全作品がヒットし、

30作を超えた時点で世界最長の映画シリーズとしてギネスブックにも載っています。

主演の渥美清の死去により、1995年に公開された第48作「寅次郎 紅の花」を最終話としてシリーズの幕を閉じました。

私は劇場とビデオ鑑賞を併せて全作品を観ているので、寅さんフリークではないけれど、寅さん好きには違いありません。

映画のストーリーはほとんどワンパターンで、だいたい次のような展開になります。

まず、寅次郎が旅先や故郷の葛飾柴又でマドンナに出会い、恋をするところから始まります。

(毎回、その時々の旬の女優がゲスト出演するのも見所の一つです。)

ストーリーが進むにつれ、しだいにマドンナも寅次郎に対して好意を抱くようになるのですが、

それは恋愛感情ではなく、いわゆる「善い人ね、寅さんって」どまり。

最後にはマドンナの本当の恋人が現れて短い恋は終わってしまいます。

そして落ち込んだ寅次郎は、正月前もしくは盆前に、

(即ち正月、盆がテキ屋はかき入れ時、映画館もかき入れ時)

再びテキ屋稼業の旅に出て行くというラストシーンで締めくくられます。

この展開はおおむね全作同じなのに、何でまた観るのかという話になります。

答えは、やはり「旅へのいざない」ではないでしょうか。

現実にはとてもありえない生き方ですが、

スクリーンの中では「気が向けば、フラッと旅に出る」が許されています。

毎回のラスト近くになると、日本の原風景ともいえるような、

各地の祭りや漁港、田園などの景色が、啖呵売をする寅さんのバックに映し出されるます。

私はこのシーンで、必ず目頭が熱くなってしまいます。

こうして考えてみると、恋愛はことごとくつらい結果に終わってしまうけれども、

自由に旅に生きる寅さんに、私は憧れているのだと思います。

失敗しても、旅に出てリセット、こんないい暮らしはありません。

(寅さん)「それを言ったらオシマイよ」

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