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2006年5月26日 (金)

地上にするどく竹が生え

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今日の写真は、河内長野市内にある府立花の文化園で撮った竹の子です。

竹やぶから少し離れた遊歩道にひょっこり顔を出していました。

竹はイネ科の植物で、木質多年生の茎をもつものの総称です。

熱帯から温帯に多く分布し、主として無性的に地下茎で繁殖しつづけ、

何年か後に、花を咲かせ実をつけ、そしてすぐに枯れてしまうそうです。

(なんと!マダケは120年周期!)

真っ直ぐに生きて、最後にひと花さかせる。

そのような生態も、毅然とした竹のイメージを補完している様に思います。

詩人の萩原朔太郎は、竹から凛としたものを感じとり、詩集「月に吼える」に「竹」という詩を書いています。

「竹」 

光る地面に竹が生え、
靑竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より纖毛が生え、
かすかにけぶる纖毛が生え、
かすかにふるえ。

かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
靑空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。         萩原朔太郎『月に吠える』より

この詩のような、繊細かつ力強い、毅然としたイメージの反面、

竹には、竹細工や建築資材など、有用で親しみ易い植物という一面もあります。

ザルやカゴ類、箸に食器、ウチワや扇子、さらには洗濯の物干し竿など、

数え切れないほどの生活用具として竹は使われてきました。

このギャップこそが、私たちが竹を愛する所以なのかもしれません。

夏はもうすぐそこまで来ています。

夏は竹のシーズン。

今年も、たくさんの竹たちのお世話になるでしょう。

竹が育む伝統文化は、今も日本人の心に生き続けています。

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